SPECTRO xSORT – ハンドヘルド型XRFによるRoHS分析、鉛のスクリーニング、環境分析、鉱業等への新しい応用

SPECTRO xSORTの新しいアプリケーションパッケージにより、RoHS分析、鉛のスクリーニング、環境分析、鉱業等への対応が可能になりました
シリコンドリフト検出器の高いスループットにより、S~Uまでの元素範囲の高速で高精度な分析が可能です

SPECTRO分析機器は、Pittcon2009(Mar8~13)においてxSORTハンドヘルド型XRFによる新しいアプリケーションを発表しました。同機は2008年9月に金属分析用として発表されたもので、RoHS指令や鉛のスクリーニング、土壌等の環境分析、鉱石の分析等に応用範囲が広がりました。

SPECTRO xSORTは僅か1.7kgのスクリーニング用非破壊XRF分析機器で、数秒の分析時間によりS~Uまでの元素範囲の中の重要な元素の含有量を測定することができます。最新のシリコンドリフト型(SDD)検出器が使われているxSORTは、これまでのハンドヘルド型に使われていた検出器に比べ10倍高速に信号処理が可能です。SPECTROのプロダクトマネージャーDirk Wissmannによると、「分析の内容により、xSORTは従来型の装置に比べて速い分析速度で使用することもでき、又、これまでと同程度の分析速度により更に高い検出感度や分析精度を得ることもできます」。

魅力的な価格にもかかわらず高い処理速度による高速な分析

今回のアプリケーションレポートでは高速でのRoHS分析や鉛のスクリーニングが重要課題とされており、Wissmannによると「米国ではおもちゃや化粧品、宝石等における鉛の残渣の基準が厳しくなっており、製品のリコールやクレームによる補償などが起こっています。このようなことは世界中の小売業で拡がりつつあります」。SPECTRO xSORTはこれらを踏まえ、低価格な装置で試料を非破壊のまま分析できる高いフレキシビリティーを実現しました。
一方、スクリーニング分析に対してはxSORTの分析速度が重要となります。「例えば倉庫等で検査を行うためのハンドヘルド機器を使用する場合、従来の機器では30~90秒程度は機器を保持する必要がありましたが、xSORTはより高速に作業を終わらせることができるため、作業者への肉体的な負担も軽減されます」。

環境分析のスクリーニングがxSORTにとって次に重要なアプリケーションとなります。ユーザーは単にボタンを押すだけで、土壌、へどろ等の沈殿物、また現在は法律に触れる防腐剤が使用された使用済みの電柱かどうかを判断することができます。このような場合は操作が簡単であることが重要で、ユーザーはプローブをこれらの試料に向けて、数秒間トリガーを引くだけでPDA上に元素分析の結果を表示させることができます。小さい試料や薄い試料の場合は、オプションのドッキングステーションを使用します。xSORTには分析精度を向上させるための様々なオプションが準備されており、土壌等の広域の分析が必要な場合や採集した岩石の分析を行う場合は、GPSモジュールを使用して分析位置と分析結果を統合させることもできます。

これら、RoHS分析用、鉛のスクリーニング用、環境分析用の3種のアプリケーションパッケージは間もなく世界同時リリースとなります。